アキラとあきら(池井戸潤)★★★☆☆ 7/5読了

零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。感動の青春巨篇。

弟に借りっぱなしだった本をようやく読んだ。金持ちのアキラと貧乏人のあきらが入れ替わる話かと思ったら、そんな単純な話ではなかった(当たり前か)。割と初期の頃の作品のようだが、まずまず面白かったね。

ミシェル・ラファルジュ・ブルゴーニュ・パストゥグラン・レクセプション 2013

ブルゴーニュ本来の旨みを持ったヴォルネーの数々を生み出す パーカー★★★★★の 偉大な造り手、ミシェル・ラファルジュ!
ヴォルネーの出来映えはもちろんのこと、この生産者に限って 言えば一番お手頃なワインであるブルゴーニュ・パストゥグランも 村名ワインやプルミエ・クリュと同じだけの時間と努力が費やされて おり、パーカーさんに「エマニュエル・ルジェのものと並んでブルゴーニュで 最高の出来映えである」と言わせるほどです!!
今回、そんなパストゥグランの特別バージョン「パストゥグラン・ キュヴェ・レクセプション」が入荷してきました。このキュヴェは 全て古木から採れた葡萄を使い、さらにその中から健康な葡萄のみを 選別して造られるスペシャル・キュヴェです。

キタザワにて購入。金曜日は洋風冷奴だったのだが、土曜日は韓国風冷奴。豆腐にキュウリの千切りと大葉をのせてチョレギサラダ用のドレッシングをかける。その上にさらに韓国海苔をちぎってのせる。カルディで買ったチョレギサラダ用のドレッシングがちょうどいい辛さで美味しいんだよな。ワインはパスグラ。金曜日がアリゴテでこの日がパスグラと、ローテーションの谷間を2軍上がりで埋めているようだが、アリゴテもパスグラもそれはそれで美味しいんだよな。

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松尾スズキプロデュース 東京成人演劇部 vol.1「命、ギガ長ス」@ザ・スズナリ

松尾スズキです。去年芸能生活3 0 周年を迎えました。
魑魅魍魎跋扈する芸能界で、3 0 年、信念をまったく曲げずに生きてこられた。
もしかしたらこれって奇跡なのかもしれない、という、
その勢いのどさくさに紛れて、
劇団を新たに作ってみます。いや、劇団ではないな。
部です。ほぼほぼ演劇部です。部活です。
思いかえせば、学生演劇をやっていた頃が一番楽しかったのではないか?
そんな思いがあります。自戒のような思いです。
26歳で劇団を作ってからというもの、
失敗したらホームレス、という、プレッシャーとばかり戦い、
楽しむことを忘れてしまったのではないか?
苦しむことが常態化し、
苦しみに慣れることを「楽しい」と錯覚して来たのではないか。
そんな迷い?  惑い?  疑心暗鬼?
から、いったん自由になってみたい。
演劇を再び、楽しみたい。
そこからまた大人計画と向き合いたい。
ああ。演劇部がやりたい。
そんなわけで、次がいつになるかはわかりませんが、
今回は、今、松尾にとって、
もっとも演劇部のイメージに近い女優、
と、勝手に思っている安藤玉恵さんと、二人芝居。
第一弾『命、ギガ長ス』です。
よろしくお願いします。

作・演出:松尾スズキ
出演:安藤玉恵 松尾スズキ

スズナリで席番号を確認して座ろうとしたら席がない。端っこの席だったので、最後の最後に椅子を入れるということで、開演直前までロビーで待機。こういうのは初めてだった。ようやく座れて、やれやれと思っていると、客への注意のアナウンスがなぜか吹越満。なんと劇中の効果音も吹越満だったのだ。
芝居は引きこもり気味の中年男性と認知症気味のその母親という、またもや今どきのシチュエーション。ただ変わっているのは、その親子をカメラで撮影している女子大生がいるということ。彼女は授業の一環でドキュメンタリーを撮っているのだ。この撮っていて、撮られているという構造がひとつの肝だった。
もはや大人計画のチケットは高いので、松尾スズキスズナリで観られるのは貴重な機会だった。やっぱり面白いねえ。麻婆豆腐のラップを外すときにむせるとか、ネタが細かいんだよな。安藤玉恵は母親役も女子大生役もどっちも可愛かった。途中にダンスもあったりして、なかなかに楽しい芝居でした。

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ディアログ(ランチ)

観劇前のランチ。4月に一度満席で入れなかったので久し振り。12時の入店で一番乗り。最初はクレマン。

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直前にFBに上がっていた「フォアグラのスモーク インゲンのサラダ添え」を食べたいと思っていたのだが、プリフィックスの選択肢にない。でも言ったら出してくれた。ねっとり濃厚で美味しい。付け合わせのインゲンがまた美味い。ワインはソーテルヌ。鉄板のマリアージュだな。

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次はパプリカのスープ。ディアログのランチは、このスープが効いてるんだよな。

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メインはブイヤベース。ディアログの夏の定番だ。日本人の舌に合うように工夫されている。見た目も綺麗だし、実に美味しい。ワインはダヴィド・デュバンのロゼ。美味しかったので、このワインはお代わりしてしまった。

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デザートは盛り合わせ。この日のランチタイムは割と静かな感じだったのでシェフの好井さんやソムリエの下川さんと色々話せてよかった。4種類の塩を使い分けているとか、先輩シェフから譲り受けた調理器具の話など興味深い話が満載だった。

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ロベ-ル・シュヴィヨン・ブルゴーニュ・アリゴテ 2015

湘南ワインセラーブルゴーニュワイン6本セット福袋のうちの1本。
Firadisのメルマガで、豆腐にシラスと大葉をのせて、オリーブオイル、レモン汁、粒マスタードなどを溶いたタレをかけるという洋風冷奴が載っていたので作ってみた。それは、ソーヴィニヨン・ブランとのマリアージュレシピだったのだが、アリゴテでも美味しかったね。

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旅する本の雑誌(本の雑誌編集部)★★★☆☆ 6/30読了

Welcome to book-tourism!
旅先でついつい覗いてしまうのが本屋さんや古本屋さん……いやいやもう本を中心に旅行を考えている──そんな本好き、本屋好きに送る“ブック・ツーリズム"のガイドブックが登場。
エリア別2泊3日のおすすめコースからテーマ別コースなど本屋さん、古本屋さん、文学館、あの作家が愛したカフェ、あの作品に登場する場所、などなど盛りだくさん。
書を持って旅にでよう!

色々な角度からの本と旅の話。今年はようやく京都の恵文社一乗寺店、誠光社、三月書房に行けたので、ちょっとは「本旅」をすることができた。作中にあった電車内で本を読むための旅行の話が良かったな。トコトコ宇都宮まで行って餃子食べて帰ってくる(車中はずっと読書)ってのはいつかやってみたいね。

旅する本の雑誌

本の雑誌編集部 本の雑誌社 2018年07月23日
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ペタンク(ディナー)

観劇後にペタンクへ。2度目の訪問。土日は15時からやっており、私は15時半の入店。女性3人組が2組既に食べていた。しかも詰めて座らないといけないので、かなり居づらい状況だった。
アルザスの泡を頂きながら何を食べるか考える。なるべく前回食べてないものにしたい。

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ということで最初は、生ハムとクリームチーズのタルティーヌ。生ハム褒めても仕方がないんだけど、すごくいい生ハムで美味しかった。ワインはオーストラリアのイエティ アンド ココナッツ・エル ドラデージョ。ドラデージョという珍しい品種で、現在この品種が存在するのは南オーストラリアだけだそう。

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次は真鯛のマリネとキャロットラペ。真鯛もさることながら、キャロットラペが美味しかった。ワインはアルザス

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ステーキが来るまでに一旦ウフマヨ。これは前回も食べたけど、やっぱり美味しい。ワインはアメリカだったかな。

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そして、松喜 牛サーロインステーキ 100g。素晴らしい焼き色で美味しかった。マスタードがまた美味いし、付け合せのキタアカリのポテトフライも絶品だった。ワインはナパ・ヴァレー マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤードのマサイアソン タンデュ レッド。これがグビグビ系で実に美味しかった。ボトルも1リットルボトルでずんぐりしていてかわいい。こういうのを夏場に冷やして昼から飲んで、残りを夜にも飲むってのも良さそうだよなあ。もう1杯はニュージーランドのドン&キンデリがスペインで作った赤。

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シメは浅草開化楼パスタフレスカ スペシャル にぼバター。麺がもちもちで美味しかったなあ。量が少なめなのもちょうど良かった。ワインは島之内フジマル醸造所のオレンジ デラ。いわゆるオレンジワインですね。後から来たちょっと年配のカップルがボトルワインを頼もうとしていて、オレンジワインある?と聞いていた。今、オレンジワインが流行ってるし、オレンジワインっていう呼称も定着しつつあるとは思うけど、個人的には「オレンジワインある?」っていう頼み方はなんか恥ずかしいんだよな。続けて、「ジョージアかどこかの?」とそのお客さんが聞いたら、「ジョージアはないですね。嫌いなんですよジョージアのワイン」と店主の山田さんが応えていた。私はジョージアのワインも好きだけど、好みがハッキリしていていいね。自分ひとりの店だから自分の好きなワインだけを入れてるんだろうな。

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ワインはグラスで7杯飲んだ。山田さんはこういうワインが好きなんだなというのが何となく見えてくる。また行きたい。というか、必ずまた行くでしょう。